スライドカンファレンス

症例種別

その他(0~2件表示/全2件中)

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第31回日本臨床細胞学会九州連合会学会スライドカンファレンス症例 5

種別:その他

出題:大分大学医学部 診断病理学講座 西田 陽登 先生

年齢 70代 性別 男性
採取部位 背部の軟部組織 採取方法 捺印細胞診
検体処理法    

臨床所見

既往歴:
特記事項なし
現病歴:
約2週間前,背部腫瘤に気づき,気になるため腫瘍切除術が施行された。


  • Pap. x10

  • Pap. x20

  • Pap. x20

  • Pap. x100
正解 1.増殖性筋膜炎
▼選択肢及び投票結果
1.増殖性筋膜炎 38件 (27.5%)
2.神経節神経腫 6件 (4.3%)
3.平滑筋肉腫 5件 (3.6%)
4.脂肪肉腫 12件 (8.7%)
5.悪性線維性組織球腫 77件 (55.8%)
投票総数 138件 (100%)  
 

第32回日本臨床細胞学会九州連合会学会病理細胞診断セミナー(スライドカンファレンス)症例 5

種別:その他

出題:福岡大学医学部病理学講座 竹下 盛重 先生

年齢 50代 性別 女性
採取部位 左鼠径リンパ節 採取方法 穿刺吸引細胞診(#1-4)と捺印細胞診(#5,6)
検体処理法    

臨床所見

両下肢の有痛性紅斑と微熱、関節痛を主訴に当院皮膚科受診。結節性紅斑と診断され、ステロイド投与を開始。しかしステロイド減量すると症状の再燃を認め、膠原病内科で関節リウマチと診断。MTX使用するも症状の改善はない。画像検査で、左総~内・外腸骨動脈周囲と左鼠径リンパ節の腫脹と同部位にFDG集積を認めた。左鼠径リンパ節の穿刺吸引細胞診を行った。血液検査は、WBC 16600 (Neut 90%, Eosino 0%, Lym 5.0%, Aty-lymp 0%), LDH 187, sIL2-R 1069, HTLV-1は陰性。リンパ節生検がなされた。リンパ節のフローサイトでは、CD3: 29.7%, CD4: 76.0%, CD8: 4.2%, CD10: 1.0%, CD20: 22.4%, κ-鎖: 13.4%, λ-鎖: 11.0%, CD25: 6.6%, CD56: 0.6%であった。
穿刺吸引細胞診(#1-4)と捺印細胞診(#5,6)のpapanicolaou染色、Giemsa染色を示す。


  • #1 Pap (FNA)

  • #2 Pap (FNA)

  • #3 Giemsa (FNA)

  • #4 Giemsa (FNA)

  • #5 Pap (stamp)

  • #6 Giemsa (stamp)
正解 5.末梢性T細胞リンパ腫
▼選択肢及び投票結果
1.慢性ウイルス感染症 8件 (17.8%)
2.Hodgkinリンパ腫 0件 (0.0%)
3.慢性リンパ球性白血病 4件 (8.9%)
4.濾胞性リンパ腫 8件 (17.8%)
5.末梢性T細胞リンパ腫 25件 (55.6%)
投票総数 45件 (100%)  
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